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湯の印象 C秘境度  4
 
 『蒲生田は陸の孤島』
 
 四国最東端の蒲生田岬の突端近くに位置する温泉。紀伊水道に面して見晴らしが良い位置で露天風呂から素っ裸で海に望むのは心地よい。
 
 しかし、よくもここに温泉施設をつくったり。四国には西は佐田岬、南には室戸岬に足摺岬と景勝地として有名な岬や半島があるが、いずれも道路が整備されている上に、観光スポットも多い。に比べて東のここ蒲生田岬とその周辺は、阿南市から10キロ少しの位置に関わらず、つい最近まで「陸の孤島」と呼ばれていた。たとえば湾を挟んで北側の『椿泊(つばきどまり)』集落は先に進むほど道が細くなり、ついには先端の燧崎に行き着く前に道がなくなってしまう。また温泉の山を越えて南側の『伊座利』集落は、道が険しすぎて別の港から船で渡った方が便利な場所であった。まさに「陸の孤島」。よって蒲生田岬も四国最東端といわれながら、交通の便でいまひとつ人をよせつけなかった。
 
 ここにできた温泉施設でありそのために道路もいくぶん整備できた。昔と比べれば、はるかに便利になった感がある。伊座利地区も今ではイセエビの里として売り出し中。しかし今でも依然として「どこか懐かしい四国の漁村」の風景と生活感の残る地域である。
 
 http://www.anancity.office-x.jp/
 
 近くのスポット
 『四国堰堤88箇所16番 福井ダム』
 『四国酒蔵88箇所20番 津乃峰』
 『四国酒蔵88箇所21番 入鶴』
 
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 「小高い丘の上の温泉全景」小高い丘の上の温泉全景 
 
   
 「これと同じ紀伊水道の展望が露天風呂から望める」これと同じ紀伊水道の展望が露天風呂から望める 
 
   
 「湾を挟んで対岸の『椿泊』地区 海と山の狭間の僅かな空間に伸びる道の両側に家が建ち並ぶ。乗用車でもギリギリ、背の高い車は屋根のひさしに引っかかる。」湾を挟んで対岸の『椿泊』地区 海と山の狭間の僅かな空間に伸びる道の両側に家が建ち並ぶ。乗用車でもギリギリ、背の高い車は屋根のひさしに引っかかる。 
 
   
 「四国最東端 蒲生田岬」四国最東端 蒲生田岬 
 
   
 「明神山から伊座利の漁村をのぞむ まわりを海と山に囲まれたまさに陸の孤島」明神山から伊座利の漁村をのぞむ まわりを海と山に囲まれたまさに陸の孤島 
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