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湯の印象 C秘境度  2
 
 『温泉カフェ』
 
 U戸係長がどこかから見つけてきて話に乗せ、I染副主幹が「あるある」と頷いたこの温泉。果たして「温泉カフェ」とは何者か?温泉につかりながら浮き盆に載せたコーヒーをいただくのか?それとも温水プールサイドに設けられたパラソルにビーチベッド付の喫茶店か?はたまたウエイターが三助さんのねじり鉢巻姿なんだろうか?いろいろと勝手な想いをめぐらせながら物部川北岸に車を走らせると、なにやら太古の源流の風景には似つかわしくない軽井沢風のケーキ屋さんや喫茶店がちらほらと車窓から目に付くようになった。しばらく来ないうちにどうやらこのあたりは避暑地になってしまったらしい。
 ほどなく着いたこの温泉。どこからどうみてもカフェである。カウンターで温泉を聞き料金を払って隣の棟にいくと、こじんまりした温泉があった。なんのことはない「温泉カフェ」は温泉とカフェとが並んで建っているのであった。(笑)
 
 温泉も新築らしくカフェに並んでリバーサイド。カフェはカフェとして繁盛しているが、浴衣姿のお客さんはもちろん風呂上り風の雰囲気もないところを見ると客層は別らしい。浴室は4人ほどでいっぱいのコンパクトなプチ温泉。カフェの雰囲気を持ち込んだ造りである。
 
 湯上りに外で身繕いをしていると、初老のおじさんがカフェの庭木に水をやっていた。カフェのユニフォームである黒いTシャツを着込んだ今風の格好。どうやら息子さんが経営しているカフェの手伝いをしているらしい。たぶん普段は畑仕事をしているに違いない。着慣れぬものを着て窮屈そうなその姿が、このあたりのこれからの変遷とになんとなくダブッて見えてしまった。
 
 近くのスポット
 『四国堰堤88箇所24番 吉野ダム』
 『四国堰堤88箇所25番 杉田ダム』
 
 
 
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 「県道沿いの物部河畔にある今風のカフェ」県道沿いの物部河畔にある今風のカフェ 
 
   
 「入り口も中もまったくのカフェである。温泉は隣のあずまや。」入り口も中もまったくのカフェである。温泉は隣のあずまや。 
 
   
 「湯船からは物部川の流れが見える」湯船からは物部川の流れが見える 
 
   
 「やたら「源泉かけ流し」を強調しすぎている浴室(笑)  (画像をクリックすると拡大します)」やたら「源泉かけ流し」を強調しすぎている浴室(笑)  (画像をクリックすると拡大します) 
 
   
 「カフェはリバーサイドの洒落たつくり。ただし相対するは「物部川」。増水のときも見てみたい。(笑)。」カフェはリバーサイドの洒落たつくり。ただし相対するは「物部川」。増水のときも見てみたい。(笑)。 
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